領域について
領域英語2は、ひとつのサブ領域(英語2)、ひとつのユニット(基礎医学英語)よりなる。
原則として毎週火曜日の1時限の30週、30時限から成る。
1年次の英語の成績に基づきレベル別クラス編成を行う。6クラス編成(原則1クラス20人前後)とする。
該当する医学教育モデル・コア・カリキュラムの項目は、
A 医師として求められる基本的な資質・能力
である。
『学修目標』
1. 基礎医学分野の英単語・英語表現・英文を理解できる。
2. 組織学、生理学、免疫学、薬理学、病理学の英語の教科書が理解できる。
3. 患者にわかりやすい言葉で説明できる。
4. 患者の文化的背景を尊重し、英語をはじめとした異なる言語に対応することができる。
5. 患者や疾患の分析を基に、教科書・論文等から最新の情報を検索・整理統合し、疾患の理解・診断・治療の深化につなげることができる。
領域の評価について
この領域は1サブ領域ー1ユニットとから成るので、ユニットの評価を参照。
英語2領域に合格するためには、基礎医学英語ユニットの評価試験に合格する(グレードC以上を取得する)必要がある。受験資格は2/3以上の出席で得られる。
サブ領域について
領域英語2は、ひとつのサブ領域(英語2)、ひとつのユニット(基礎医学英語)よりなる。
したがって領域英語2に合格するためには、基礎医学英語の評価試験に合格する(グレードC以上を取得する)必要がある。
該当する医学教育モデル・コア・カリキュラムの項目は
A−7社会における医療の実践 A-7-2)国際医療への貢献 である。
履修の前提として、解剖学・生理学の知識と、1年次における医学英語入門にて学修した医学英語におけるbasic word structureについての知識が必要である。
英語2における基礎医学英語の到達目標は、
1)基礎医学分野の英単語・英語表現・英文を理解し、英語での設問に対して筆記および口頭で説明することができること、
2)組織学、生理学、免疫学、薬理学、病理学の英語の教科書が理解できるようになること、の2点である。
ユニット名称: 基礎医学英語 (2022年度)
ユニット責任者 | 佐々木 大介 |
ユニット対象学年 | 2 |
ユニット授業期間 | 講義 |
ユニット時限数 | 30 |
ユニット分類 | 講義 |
ユニットについて
該当するモデル・コア・カリキュラムの項目は
A-7-2: 国際医療への貢献
である。
5クラスに分かれた少人数制講義を実施する。
テキストブック(Medical Terminology)を通じて医学英単語の構造や成り立ちなどを体系的に講義する。
Prefix, Root (Combining Form), Suffixなどの意味を理解し、その発音に習熟する。
Body SystemのAnatomyとTerminologyを理解する力を養う。
基礎医学論文の読解力を習得するために、平易な患者のナラティブを読むことで医学英単語が現実にどのように使用されているかを学ぶ。
また平易なPhysician Notesを読む活動の中で、学生同士、英語でディスカッションを行う。
受講前に必要とされる知識及び技能・態度
履修の前提として、解剖学・生理学の知識と、M1における医学英語入門にて学修した医学英語におけるbasic word structureについての知識が必要。
ユニットの評価について(フィードバック含む)
講義内評価を30点(授業内評価:授業後の小テスト=3:1)、筆記試験を70点(MCQ:記述試験=2:3)として換算し評価を行う。
I期評価を40点、II, III期評価を60点に換算し、合算した後に60点以上の学生を合格と判定する。
(I期は前半12時限分に相当するため40点分、II〜III期は後半18時限分に相当するため60点分となる)
注意:講義内評価は講義ごとに行われるため再評価は不可能であること、欠席は無評価(0点)となることに十分留意すること。
I期の試験を受験するためには、I期の講義12回のうち8回以上に出席する必要がある。
III期の試験を受験するためには、II-III期の講義18回のうち12回以上に出席する必要がある。
また、全体を通して出席回数が全体の2/3未満の学生はIII期の試験受験資格を失い、自動的に留年となる。
指定教科書他
Chabner, Davi-Ellen (2018). Medical Terminology: A Short Course, 8th Edition. St. Louis: Elsevier. ISBN: 978-0-323-44492-7.
テキストは M4 まで使用し、授業内の活動において必須であるため、必ず購入すること。教科書を不携帯の場合、授業での不利益(授業内評価に影響が出る場合もある)を被ることがあるので、注意をすること。
注:本書籍に関しては新しい版が出版され、現在は下級生が使用しているが、1年次に購入した 8th edition を引き続き使用する。