領域名称: 全人的医療人教育1 (2023年度)
領域責任者 | 只野 ちがや |
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領域について
単に医学的な知識を有しているだけでは、東邦大学が求める「良き臨床医」にはなれない。1年生から6年生を通してspiral learning としておこなわれる全人的医療人教育では、良き臨床医として全人的な医療を実践するために、自ら問題を抽出して課題を解決する能力、社会的および医療における倫理的問題の抽出と適切な対応能力、周囲との協調性とコミュニケーションをとる能力、医療人としての公益性・道徳性・専門性を習得する。
学修準備として1年生では、本学のカリキュラムをよく理解し、自ら学習環境を整えて能動的に学ぶことの大切さを理解すること。授業に臨む適切な態度を身につけ、自ら問題点を探り認識できるようになることが求められる。
なお、本領域はモデル・コア・カリキュラムのA医師として求められる基本的な資質・能力およびB社会と医学・医療に該当する。
領域の評価について
サブ領域「全人的医療人教育1」のGPA評価がグレードC以上をもって合格とする。サブ領域の評価の仔細については、「サブ領域の評価について」の項を参照すること。
サブ領域名称: 全人的医療人教育1 (2023年度)
サブ領域責任者 | 只野 ちがや |
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サブ領域について
全人的医療人教育1は①レディネス②倫理③コミュニケーション④プロフェッショナリズムの4つのユニットから構成される。この学年では、医学生がもつべき医療人としての基本的な知識を獲得し、態度・姿勢を習得する。
なお、各ユニットにおける学修には以下のモデル・コア・カリキュラム中項目に該当する内容を含む。
レディネス:A-3診療技能と患者ケア、A-8科学的探求、A-9生涯にわたって共に学ぶ姿勢
倫理:A-6医療の質と安全
コミュニケーション:A-4コミュニケーション能力
プロフェッショナリズム:A-1プロフェッショナリズム、A-5チーム医療の実践、B-1集団に対する医療
ユニット名称:[MM991-101J]コミュニケーション(2023年度)
ユニット責任者 | 端詰 勝敬 | ||||||
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ユニット対象学年 | 1 | ユニット授業期間 | ユニット時限数 | 8 | ユニット分類 | 演習 |
ユニットについて
患者、家族、多職種を含めた医療スタッフと良好な関係を構築する上で必要なコミュニケーション能力を身につける。コミュニ―ケーションにおける最低限の知識を有したうえで実際に活用できる能力を涵養する(A-4-1、A-4-2、A-5-1) 。1年次での到達目標は「基本的なコミュニケーションの理論を理解する」である。コミュニケーションは対象、状況、文化的背景等によって円滑におこなう方法がことなる。コミュニケーション理論および技法について理解し、概要を説明できなければならない。
【準備学修】
講義前に各講義項目に明記された教科書の頁を読んで授業に臨むこと(40分)
受講前に必要とされる知識及び技能・態度
受講前に、必要とする知識はない。技能・態度として、ただし、人間としての感性や感受性を有しておくこと。自分自身のコミュニケーションの特徴、長所や短所について考えておくこと。
ユニットの評価について(フィードバック含む)
●コミュニケーションは、サブ領域(全人的医療人教育Ⅰ)中の25点/100点とする。●ユニット『コミュニケーション』の中での評価の割合は下記のようにする。
1)講義中の小テストおよび演習の中でのプロダクトおよびレポート:30%
2)MCQ+記述試験:60%
3)態度:10%
指定教科書他
1)コミュニケーションスキル・トレーニング-患者満足度の向上と効果的な診療のために松村 真司 (編集),箕輪 良行 (編集) 医学書院 ISBN-10 : 4260004506 2007年
2)医療現場のコミュニケーション 箕輪 良行 医学書院 ISBN-10 : 426013860X 1999年
授業日程一覧(ユニット名称:コミュニケーション) (2023年度)
コマ数 | 形態 | 授業タイトル |
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1 | 演習 | コミュニケーションの理論 |
2 | 演習 | コミュニケーションの理論 |
3 | 演習 | コミュニケーションとは何か |
4 | 演習 | 聴く、話す、伝える |
5 | 演習 | 聴く、話す、伝える |
6 | 演習 | コンテクストに合わせたコミュニケーション |
7 | 演習 | チーム医療と連携 |
8 | 演習 | 文化によるコミュニケーションの違い |
評価 | 全人的医療人教育1(10:00~11:30・2実) |