科目名称:[MM101-102J]選択人文・社会学Ⅰ(2023年度)

科目責任者大沢 啓徳
科目対象学年1~3 科目授業期間春学期 科目時限数15 科目分類講義

科目について

「なぜ自分はそうするのか」という問い――この「なぜ」が哲学的な問いになります。所与の出来事にまったく疑問を抱かないならば、「なぜ」はありません。「なぜ」が生じるのは「本来こうあるべき」という想いが自分のなかにあるからです。この講義では、諸々の哲学者が求めてきた「こうあるべき」理想、すなわち人間の真理に触れることで、受講者が自ら思考するための素材を提示していきます。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

講義内で紹介する哲学思想が、これまでの自分の思考とは相容れないものである場合もあります。その場合、即座にそれを切り捨てるのではなく、一度その主張に耳を傾ける姿勢が必要です。自分のなかに他者の居場所を設けることが哲学的な意味での成熟になります。

科目の評価について

学期末の教場レポートを作成してもらう。到達目標に掲げた項目のすべてについて、一定の習得度に達しているかを確認する。レポート70%、授業内評価30%とする。

指定教科書他

教科書は特に使用せず、授業ごとにプリントを配布する。シラバス掲載の参考文献を入手することが望ましい。

授業日程一覧(ユニット名称:選択人文・社会学Ⅰ) (2023年度)

コマ数形態授業タイトル
1 講義ギリシア哲学(1):ソクラテス以前の哲学
2 講義ギリシア哲学(2):ソクラテス・プラトン
3 講義論語を読む
4 講義仏教について
5 講義キリスト教について
6 講義ベーコン・デカルト・スピノザについて
7 講義パスカルについて
8 講義モンテーニュについて
9 講義カントについて
10 講義ニーチェについて
11 講義ベルクソンについて
12 講義ヤスパースについて
13 講義シモーヌ・ヴェイユについて
14 講義日常性の哲学:柳宗悦・佐藤初女
15 講義理解度の確認