東邦大学医学部 教育ポータル

コース名称: 芸術 (2021年度)

科目名称: 選択芸術Ⅱ (2021年度)

科目責任者細野 喜代
科目対象学年1~3 科目授業期間春・秋学期 科目時限数15 科目分類講義

科目について

本講義は、西洋の絵画、彫刻、建築などの造形芸術について、各時代の代表作を取り上げ、様式の変遷を中心に概観します。美術作品の理解に不可欠な図像学(イコノグラフィー)の知識も身につけます。作品が制作された各時代、各地域特有の歴史的、社会的、文化的背景についても解説します。さらに、一つ一つの作品が有していた固有の意味内容と、それが担っていた役割や機能も解明します。さまざまな技法についても説明します。パワー・ポイントや動画を用いて傑作を丹念に鑑賞することによって、芸術作品を見る楽しさを味わうとともに、その魅力を感知します。なお、本授業で取り扱う時代は、古代ギリシアから18世紀までとし、地域はイタリアを中心とします。
予習として、毎回、「学修項目・準備学修」に明記した参考書のページをよく読んでから授業に臨むこと(30分程度)。
復習として、ノートや配布資料をもとに、その日の授業の内容を整理し、要点をまとめること(30分程度)。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

次回の授業で取り上げる作品を画集やインターネットであらかじめ見て確認しておいて下さい。

科目の評価について

授業中に数回小テストを行います。期末レポートを課し、総合的に評価します。
評価の比率は、小テスト20%、期末課題レポート80%とします。
GPA評価でグレードC以上で、この領域が合格となります。
期末課題レポートの講評、模範となる解答例を、教育ポータルに掲載します。

指定教科書他

教科書は指定しません。資料を配布します。

参考書
・千足伸行監修『新西洋美術史』、西村書店、1999年。ISBN: 978-4890135837
・高階秀爾監修『増補新装 カラー版西洋美術史』、美術出版社、2002年。ISBN: 978-4568400649
・ジェームズ・ホール著『西洋美術解読事典 絵画・彫刻における主題と象徴』、高階秀爾監修、河出書房新社、2021年。ISBN: 978-4309291406
・高階秀爾・三浦篤編『西洋美術史ハンドブック』、新書館、2007年。ISBN: 978-4403250248